2021年10月16日、日本ハムファイターズの栗山監督の退任が発表されました。栗山監督は2012年から2021年まで、球団最長の連続10シーズンに渡って采配を振るいました。
就任1年目からいきなりリーグ優勝。さらに大谷選手が所属していた監督就任5年目のシーズンでは、「リーグ制覇」と「日本一」を達成するなど、コーチ経験がない中での抜擢にも関わらず好成績を収めてきた栗山監督。
そんな彼の最も偉大な功績はやはり「大谷選手の二刀流実現を支えたこと」ではないでしょうか?
メジャー志望だった大谷選手をドラフト1位で強行単独指名。「一緒に二刀流の歴史を作ろう」と声をかけます。後に大谷選手は、栗山監督が二刀流を始めるためのキッカケを作ってくれました。
こうして栗山監督が過去に前例のない挑戦をスタートさせ、大谷選手の二刀流を全力でバックアップしたのは野球ファンには有名な話です。
その一方で、10年という長期政権には光と陰がありました。
栗山監督は大谷選手以外にも、チームの選手の個性を最大限活かすために「期待する・信じ続ける」という手法で起用し続けました。チームの顔とも呼べるドラフト1位指名の選手たち(中田選手・斎藤祐樹投手・清宮選手)に期待し、信じ続けて起用をしていましたが、2019年以降はその歯車がなかなか噛み合わず、実らなかったということでしょう。
活躍できなかった選手がいる一方で、巨人で活躍する機会を掴めていなかった大田泰示選手が2016年のシーズン終了後に日本ハムに来て、翌年から陽岱鋼選手の穴を埋めるほど大ブレイクしたといったこともありました。
また、メディアから中田選手・斎藤祐樹投手ほどには注目されてはいなかった「近藤健介選手」「西川遥輝選手」といった若手選手が栗山監督の下でしっかりと育ってきたのは事実としてあります。
大谷選手の二刀流についても、栗山監督の斬新な考え方・指導法があったからこそ挑戦することにもなったでしょうし、それが何よりの功績でしょう。
大谷選手が抜けた2018年以降、2018年はリーグ3位の成績でした。
2019年以降は、2019年・2020年・2021年とリーグ5位の成績になり、最後には中田選手の暴力事件と、あまりにも後味の悪い退任となってしまいましたが、
栗山監督の
・選手の個性を尊重し、最大限の期待と愛情をもって接する
・1人の選手を育てるために、辛抱強く使い続ける
・常識にとらわれずに、選手の可能性を信じて新しい起用法を模索する
という指導方法には、学ぶべきところは多くあるんじゃないかなと思います。
皆さんは栗山監督の光と影について、どう考えますか?
これには賛否両論あると思うので、ぜひコメント欄に書いていただけると幸いです。
====================
◆大谷翔平関連動画
大谷翔平とダルビッシュ
大谷翔平とマドン監督
大谷翔平の『礼儀』
大谷翔平の『超努力』
大谷翔平の『品格』
【大谷マニア必見】一流のトレーナー『中垣征一郎』
大谷翔平の『相棒』水原一平〜通訳を超えたベストパートナー
『大谷翔平を育てたカリスマ(前編)』
『大谷翔平を育てたカリスマ(後編)』
【※必見!大谷翔平物語】大谷翔平はどのようにして育てられたのか?
https://youtu.be/bf9Kw0XX-KQ