エンゼルスの大谷翔平選手(28)が18日、帰国会見を開きました。メジャー史上初「投打ダブル規定」達成など偉業を多く成し遂げ、2年連続MVPも期待されるなか、「いいシーズンだった」と振り返りました。WBC出場については、何を語ったのでしょうか。
■メジャー5年目は「いいシーズン」
大谷選手
「楽しみにしていること…。うーん、おいしいものをまずは食べたいと思うので、ゆっくりトレーニングしながら、そうですね、ゆっくりしたいなと思ってます」
18日に帰国したエンゼルスの大谷翔平選手が会見を開きました。「去年に引き続き、個人的にはいいシーズンだったなと思うので」と、メジャー5年目を振り返りました。
■「二刀流」で今シーズンも快挙続々
大活躍だった大谷選手。4月は自身初の開幕投手に始まり、7月には2年連続でオールスターゲームに出場し、初ヒットを記録。8月には「野球の神様」ベーブ・ルース以来104年ぶりとなるシーズン「2桁勝利、2桁ホームラン」を達成しました。
また9月には8回ツーアウトまで、ノーヒットピッチングを見せるなど、今シーズンは自己最多の15勝を挙げました。
■試合に出続けて到達…「投打W規定」
大谷選手
「安定して試合に出続けられたのは一番いいところかなと思うので、そこは来年も引き続き、毎試合いい状態で試合に臨めるように頑張りたいなと思っています」
去年11月の帰国会見では、今シーズンをこう占っていました。
「バッティングもそうですけど、特にピッチングなんかはまだイニング数はそこまで多くはないので、(2022年は)数を増やしていけたら、もっともっと高いレベルで数字も残るんじゃないかと思います」
この「投球イニング数を増やしたい」という言葉通りになったのが、もう1つの偉業である、メジャー史上初の「ダブル規定に到達」です。
今シーズン、大谷選手は投手として166イニング、打者として666打席。それぞれ162イニング、502打席という規定を超えました。これはシーズンを通して試合に出続けたピッチャーとバッターのみがたどり着ける数字です。
11月に発表されるMVPで、2年連続の受賞も期待されます。大谷選手は帰国会見で「候補に挙げてもらえるだけ幸せですし、それだけいいシーズンを送れたというのは自信になると思うので」と語りました。
■WBC「前向きにとらえています」
気になるのは来年3月のWBCです。大谷選手は「向こうでは一度(侍ジャパンの)栗山監督にも会って話はしたので、まだ決断はしていないですけど、日本に帰ってきてまたゆっくり考えたいなと思います」とした上で、思いを語りました。
「(栗山監督には)監督としての意気込みとか、決意だったりとか、もちろん『一緒に野球をしたい』とか言ってもらえたので、そこだけでうれしいかなと思いますし」
「時期が時期なので、まずはいい状態をオフシーズン長く続けられるように。そこがあって最終的に(WBCに)出るか出ないかは決めたいなと思っています」
「出たいなという思いは日本の時からずっと思っていました。いつかそういう大会で、日の丸を背負って戦いたいなという気持ちは持っていたので、前向きにはもちろんとらえています」
――来年に向けての目標を聞かせてください。
「まずはキャンプイン、シーズン、WBCその前にあるかも分からないですけど、よりいい状態で(臨みたいです)」
「今年のキャンプインが今までで一番いい体の状態で臨めたと思うので、それを超えるようなコンディションでまずは入れるように頑張りたいなと思っていますし、シーズンに入ったら、それを長く続けられるように頑張りたいなと思っています」
(2022年10月18日放送「news zero」より)
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