2021年にメジャーリーグで大きなインパクトを残し、満票でMVPに選出された大谷選手は、2022年の今シーズンも投打で圧倒的なパフォーマンスを披露してくれました。
投手として15勝、219奪三振、防御率2.33、さらに打者としては打率.273、本塁打34本、95打点という1人の選手がやってのけたとは思えないような活躍を見せ、前代未聞の記録を次々と打ち立てました。
その活躍は今や、日本・アメリカに留まらず、スペインやイギリスといったヨーロッパにまで広がりを見せているようです。スペイン紙『Marca』(マルカ)は、次のような見出しの記事を打ちました。
「ショウヘイ・オオタニはマイケル・ジョーダンやクリスティアーノ・ロナウドよりも優れたアスリートであると証明した」
このような見出しを打った特集記事を掲載し、そのなかで「オオタニがMLB史上最高の選手であることは間違いない」と論じており、次のように綴っています。
「オオタニは、金儲けや名声を高めることにまるで興味は示さない。野球というスポーツで偉大になることだけを念頭に置いている。他のスターたちは彼のような謙虚さは持ち合わせていない」
スペイン紙『Marca』が綴ったように、現代のプロスポーツはスターの活躍と高額年俸はセットで考えられており、活躍すればするほど高額の報酬が用意されており、選手達はその大金をモチベーションに頑張っていることが多くあります。しかし大谷選手の立ち居振る舞いからは、そのような「お金に対する執着」が感じられません。
大谷選手がメジャーに渡ったときから通訳を務めている水原一平さんも、大谷選手のことを謙虚な青年だと語っています。
「これはみんな言うんですけど、すごく謙虚ですよね。これだけ注目されて、スターじゃないですか。なのに、そういうそぶりをまったく見せないというか。もう本当に、触れ合ったらただの27歳の青年だっていう。ほかの人が翔平と同じ立場にいたら絶対もっと遊んだり金遣いが荒くなったりするというのを、よくアメリカ人は言いますね」
スター選手になるとメディアやファンからも注目され、チヤホヤされるようにもなるでしょう。ただ、そこで浮かれたりしないのが大谷選手なのです。
さらに『Marca』では次のようにも綴られていました。
「日本の天才は、自らのパフォーマンスレベルがあらゆるスポーツの最高のアスリートたちと同程度、あるいはそれ以上であることを証明し続けている。オオタニが残している成績は、もはやMLBだけには留まらず、さまざまなスポーツの偉人たちと比べるしかない。ただ、彼が他の選手たちと違うのは、神から授かった才能の持ち主というだけでなく、日本文化に根付いた規律の正しさを持っているという点である」
圧倒的なプレーで野球ファンを魅了し、さらには海外メディアからこのように立ち居振る舞いまでもが取り上げられていることは、日本のスポーツの歴史上、類を見ないことです。大谷ファンとしてはすごく嬉しくなってしまいます。
今回の動画では「大谷選手の謙虚な姿勢」「大谷選手はなぜ謙虚な姿勢を貫けるのか」について、エピソードを交えて解説していきたいと思います。この動画がよかったら高評価・Goodボタンを宜しくお願いします。