2021年に満票でア・リーグMVP獲得を果たした大谷翔平選手。2022年は投手として15勝を挙げ、打者としては34本のホームランを放つなど、2年連続MVPをとってもおかしくない活躍を見せました。しかし最後の最後まで熾烈なMVP争いを繰り広げながら、惜しくも残念な結果となってしまいました。
2022年のア・リーグMVPに輝いたのは、ヤンキースのジャッジ選手。ア・リーグ最多記録となる62本ものホームランを放ち初受賞となりました。
とはいえ、今季の大谷選手は昨年よりも活躍した1年だったと言えるでしょう。投手として28試合に先発し、15勝9敗、勝率.625、防御率2.33。奪三振はリーグ3位の219をマークしています。改めて振り返るととんでもない数字ですよね。サイ・ヤング賞を獲ってもおかしくはない数字です。
大谷選手も今年のピッチングについてはこのように語っています。
「全体的にスライダーが良かったという印象。(シーズン)途中からシンカーを加えてさらに幅が広がった」
大谷選手がこう振り返るほど、投手として飛躍した印象が大きい年でした。
一方、打者では、157試合で打率.273、160安打、95打点、そして34本塁打はリーグ4位を記録。“投打ダブル規定”到達というメジャー史上初の快挙を達成しました。大谷選手も次のように語っており、投手としての収穫が大きかったと発言しています。
「去年は対照的にバッターの方が良かったですけど、今年はピッチャーの年だった」
今季のジャッジ選手の活躍がなければ、間違いなく大谷選手の2年連続MVP受賞は間違いなかったことでしょう。シーズン中にも大谷選手はジャッジ選手とのMVP争いを気にしている様子はなく、メディアのインタビューでジャッジ選手の活躍について質問されて次のように語っていました。
「ジャッジ選手に関しても楽しみに見ているので。61本目も見ましたし、1ファンとして楽しみにしています」
このように語っており、質問したインタビュアーは驚いていました。そんな様子ですから、MVP発表後もジャッジ選手について次のように語っていました。
「僕も1ファンとして、また打ったなと楽しませてもらった人の1人。」
このように、MVP争いを盛り上げ、切磋琢磨してきたジャッジ選手のことを労って(ねぎらって)いました。
2ケタ勝利、2ケタ本塁打、投打ダブル規定到達など、数々の大記録を打ち立てた大谷選手は、MLB挑戦からわずか5年です。まだ28歳という年齢ですから、来年・再来年とさらに進化を遂げるかもしれません。
すっかり「MLBの顔」とも言えるほどスーパースターとなった大谷選手ですが。プレーだけでなく立ち振る舞いや仕草といった人間性までもが評価されています。
ということで今回の動画では「」大谷選手が好青年だと称賛されたエピソードを紹介するとともに「なぜ好青年に育ったのか?」という理由も掘り下げていきたいと思います。