投手としては10勝5敗、打者としては3割越えの打率で44本塁打を放ち、二刀流の真骨頂を見せつけた大谷選手。右ひじ靭帯の損傷と右わき腹の負傷により、現地時間16日に負傷者リスト入りし、2023年シーズンを終えました。
シーズン終盤は怪我に苦しめられた大谷選手でしたが、最後まで試合に出ることを諦めていませんでした。右ひじ靭帯の損傷が発覚した際も、大谷選手は打者としての出場を望み、DHとして試合に出場。打者として、そして走者として存在感を出し続けていた大谷選手について、ファンからも歓喜の声が上がっていました。
「打つ方だけでも打って走れる選手だからメジャーでトップの選手ですね」
「長打率、塁打数、三塁打数打者としても素晴らしい!」
「本当に怪我を抱えているのかという程の凄みだ」
「二塁打、三塁打、二盗塁。ケガの影響はバッティングには全然無さそう」
「野手だけでも超一流」
元投手で、カンザスシティ・ロイヤルズでワールドシリーズ優勝経験があり、2010年からエンゼルスの地元メディア『バリー・スポーツ・ウェスト』でレポーターのマーク・グビザ氏は次のように語っています。
「2021年に満票でMVPを獲得したときよりも、現状では今年の方がいいように思います。誰も成し遂げたことのないシーズンになります。スポーツ史に残るシーズンになるかもしれません」
2023年開幕投手でシーズン幕開けをした大谷選手。3月にWBCに出場し、日本代表として優勝。その名を更に不動のものにしました。
そのこともあって、シーズン開幕から注目の的だった大谷選手。
滑り出しはとても良く、大谷選手の持ち球である、『スイーパーがエグイ』と話題をさらっていました。
「開幕後の5、6登板は彼より優れた投球をする選手はいませんでした。その後、スイーパーの制球が効かない登板が何回かありましたが、この前のタイガース戦(日本時間7月28日)では圧倒し、1安打完封をマークしました。最後の登板(同8月24日)でも、スプリットで三振を2つ奪いました。正直言って、彼が(腕に)違和感を覚えていたかどうかわかりませんでした」
この大谷選手が投げる『エグイ』ボールは、腕にとても負担がかかるものです。
グビザ氏は自身が投手であったことから、この点についてよくわかっています。
「(ボールの)縫い目に摩擦が生じ、スピンのあるボールを全力で投げると、腕、肩、そして指の間にも負担がかかります。スイーパーやスプリットなどの変化球を全力で投げているからでしょうね」
大谷選手は自らの意向で休みを取らず、全力でシーズンを駆け抜けてきました。
それに加え、今年からメジャーリーグ機構はリーグ内だけでなく、アメリカンリーグ、ナショナルリーグ関係なく、総当たり戦をする方針に変更しました。
これにより、移動時間が大幅に増え、試合後の疲れがなかなか取れない状態のまま、次の試合に出場するという流れの中、大谷選手は二刀流を貫いてきました。
「(二刀流として)復帰できると思います。この世でショウヘイほど(野球を)リスペクトしていて、強い意志を持ち、勤勉な人はいません」
このように、グビザ氏は、『投打二刀流の大谷選手』は、必ず戻って来ると力説しています。
19日には右肘のじん帯の損傷を手術したことが発表され、今後はリハビリを経て投手としては2025年からの復帰を目指すことが予想されます。
グビザ氏は、能力に恵まれているだけでなく、野球を心底愛し、努力家でもある大谷選手なら、どんな困難でも乗り越えると信じています。多くのファンも同じ気持ちではないでしょうか?
ということで、今回の動画では大谷選手の怪我の状況や有識者の意見をまとめながら、今後の展望についてご紹介したいと思います。また、1回目のトミージョン手術から復活した大谷選手のこれまでの復活劇もあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!
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それではさっそく参りましょう。