この日キャンプ11日目を迎えたドジャース。
現地は週末ということもあり、ドジャースのキャンプ地にはおよそ300にんものファンが訪れ、選手からサインをもらおうとする人、お目当ての選手を見ようとするファンでごった返していました。
大谷選手は今キャンプ3度目となるブルペン入り。大谷選手はサブグランドに姿をみせルーティンの壁あてをしてアップをし、練習フィールドのライトへ向かいキャッチボールを行いました。キャッチボール後、ブルペンへ向かい正捕手スミス捕手相手にブルペン投球を開始。捕手を立たせて5球を投じたところでスミス捕手を座らせ、今キャンプから取り入れているノーワインドアップからストレート3球、続いて2シームを2球を投げ迎えた6球目、大谷選手はスミス捕手に対してカットボールを投げる仕草をし、今キャンプ初となるカットボールを4球続けて投じました。10球目からはセットポジションからクイック気味に5球を投げ、再度ノーワインドアップに戻し、19球目と20球目に2シームを投じると、どちらの2シームの方が良かったかスミス捕手に確認する場面が見られました。最後の25球目となるストレートを投げた際にはヨイショという掛け声と共に、ストレートを投げ込み、今キャンプ3度目のブルペンを締めくくりました。今日のブルペンにはロバーツ監督とフリードマン編成本部長も見守っており、練習終わりの投手陣も足を止めて投手大谷の投球を見つめており、その中には山本投手の姿もありました。その後、大谷選手はトレーニングルームとサブフィールドを出入りしながら、サブフィールドでは主に体幹トレーニングを行いました。
オープン戦後、ロバーツ監督は大谷選手のブルペンについて「翔平は良かったと思うよ。球速は95マイルまで上がった。翔平にとっては本当にポジティブな1日となった。翔平は気分良く終われたと思うよ。」と、術後最速となる95マイルを記録したことを明かし、今日はカットボールを取り入れたことに「大きなステップだと思う。ストレート、2シーム、カットともに良い内容であった。」と、投じたすべての球種の内容を評価していました。