「ショウヘイが偉業を成し遂げたのは、自分自身の才能におごらず、野球に謙虚だったからです」
このように語ったのは、ハーバード大学で40年以上にわたり政治哲学や倫理学を教える世界的権威、マイケル・サンデル教授。
サンデル教授の講義『Justice(正義)』は全世界で数千万人が視聴し、著書『これからの「正義」の話をしよう』は日本でも100万部を超えるベストセラーとなっています。
そんな世界的哲学者が、なぜ大谷翔平選手をここまで絶賛するのでしょうか？
サンデル教授は大谷選手の「常に上を目指す姿勢」についてこう語っています。
「確かに、ショウヘイはメジャーリーグで活躍するという夢をすでに叶えています。
MLBに限らず、一度大きな目標を達成してしまうと、多くの人は達成感や満足感に浸ってしまうのも事実です。しかし彼が2021年に二刀流選手としてMVPを獲得し、大きな偉業を成し遂げたあとも、満足感に浸ってしまうことはありませんでした。」
実際、2021年にMVPを獲得してから毎年のようにMVPクラスの成績を残し続けています。そうした決して奢らない姿勢、謙虚な心、そして向上心をサンデル教授は称賛しているのです。
アメリカ社会には一つの大きな問題があります。
それは、成功者が「自分の実力だけで成功した」と誤解し、傲慢になりやすいという能力主義社会の落とし穴です。
実際、アメリカのスポーツ界では、若くして成功を手に入れた後、酒や夜遊びに溺れ、キャリアを失速させたスター選手が少なくありません。
ゴルフ界のタイガー・ウッズ選手は、2009年のスキャンダルで一度すべてを失いかけました。
MLBのアレックス・ロドリゲス氏は、史上最高額の契約を結びながらも、ステロイド使用と傲慢な態度で批判を浴び続けました。
そして2010年のMVP、ジョシュ・ハミルトン氏は、酒と薬物依存に苦しみ、せっかくの才能を十分に生かしきれませんでした。
しかし、大谷翔平選手は、その真逆の道を歩んできました。
成功しても謙虚であり続ける。
才能があっても感謝を忘れない。
特別な存在でありながら、驕らない。
だからこそ、大谷翔平選手は「アメリカが生むことのできなかった成功者」として、アメリカ人から深くリスペクトされているのです。
ということで今回の動画では、マイケル・サンデル教授の視点を通じて、アメリカ成功者との対比を交えながら、大谷翔平選手がアメリカ人にリスペクトされる5つの理由をたっぷりご紹介していきたいと思います。
大谷選手の人間性の素晴らしさがよくわかる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください！
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