「日本の野球とアメリカの野球は明らかに違う」
そう語るのは、アメリカでNo.1の大谷ファン兼MLBアナリストであるベン・バーランダー氏が来日し、大谷選手の故郷である岩手県を訪れた時の言葉です。
バーランダー氏は大谷選手のことを心からリスペクトしており、大谷選手の2年連続のシーズンMVPを誰よりも強く信じています。
MLBアナリストとして活動しながら自身のポッドキャスト番組を持つバーランダー氏は、以前から大谷選手の生まれ育った故郷を訪れてみたかったそうです。コロナウイルスの影響もあってなかなか取材の予定が入れられなかったものの、ようやく念願の岩手訪問の機会を得られたのでした。そんなバーランダー氏は、実際に岩手県を訪れて次のように感じたのだと言います。
「小さいころからの効率的な練習や、人を育てる指導により、人間としての強さが培われ、今の大谷選手ができあがったのだと岩手に来て感じた」
「大谷の母校である花巻東高校の練習はとても賑やかで、今まで見た中で、チームとしても技術的にも素晴らしい高校野球の練習だった。選手同士で声を掛け合いっぱなしで、一つ一つのプレーが正確だった。これほど完璧に行われる野球練習を見たことがないよ」
さすが甲子園常連校の練習だけあって、活気に溢れ質の高い練習が行われていたのでしょう。さらには、岩手県を訪れあまりにも感銘を受けることが多かったため人生最高の旅だったと語っています。
「今回の旅は、僕が今までの人生で経験したことのないような旅だった。本当に“魔法のような”旅だった。今後の人生に大いに意味を持つ旅になったよ」
バーランダー氏がそのように語るのは、大谷選手が在籍していた水沢リトルに訪問したことが大きな理由となっているようです。小学生ながら挨拶をし、言葉がわからない中でも必死にコミュニケーションを図ろうとしてくれたり、謙虚で礼儀正しい振る舞いを見せる子どもたちに感銘を受け、大谷選手のルーツを感じることができたのだと言います。
「正直、言葉の壁もあるので、子供たちが僕に対してどう反応するのかが分からなかった。しかし、大谷という、お互いに共通する好きなことを通じて、だんだんと子供たちと打ち解けることができたんだ。別れ際、最後に子供たちが一列になって、帽子を取って挨拶してくれたのも驚きだった。帰りの車をみんなで見送ってくれたことも。今、思い出しても涙が出そうになるよ」
「言葉の壁があっても、大谷選手を通じて交流ができた」というのは感動的ですよね。大谷選手が活躍していなかったら実現しなかっただろうと思うので、非常に感慨深く思います。
ということで、今回の動画では大谷選手のルーツを探る最高の旅をしたベン・バーランダー氏の体験談を振り返りながら、私たちも大谷選手のルーツについて見ていきましょう。
また、バーランダー氏が日本野球の良いところを紹介し「MLBが取り入れるべき日本野球の要素ベスト5」ということで、楽しい特集をしていたので、動画の1番最後にご紹介したいと思います。メジャーの野球に慣れ親しんだバーランダー氏のコメントはとても新鮮なので、ぜひ最後までご覧ください。
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