「皆さんこんにちは。本日も豪華なゲストの皆さんをお迎えしてお送りします。今日のツインズ戦は、ただ大谷翔平投手が8勝目の権利を持って降板した一戦、というだけでは片づけられませんでした。投げてはメジャー自己最速タイの164キロを計測し、打っては適時打で反撃の流れを作る。膝の心配を吹き飛ばすように投打で全力を見せながら、その裏側ではバッテリー間の緊張まで浮かび上がった試合でした。まずは今日の試合から振り返っていきましょう。
大谷翔平投手は日本時間25日、敵地でのツインズ戦に1番投手で投打同時出場しました。初回から160キロ台を連発しながら無失点で立ち上がり、2回にはメジャー自己最速タイとなる101.7マイル、約163.7キロを計測。しかし、そのボールをダルトン・ラッシング捕手が捕ることができず、ボールはバックネット方向へ転がりました。満塁の場面での捕逸。3塁走者がホームを駆け抜ける中、大谷投手もラッシング捕手も厳しい表情で立ち尽くしました。
この瞬間、地元放送局の中継には約12秒の沈黙が流れました。実況が失点の場面を伝えたあと、言葉が途切れ、スタジアムの不穏な空気だけが残る。その沈黙が、今日の試合の緊迫感をそのまま物語っていました。客席にも、速すぎるボールに起きたミスへのざわめきと、これをどう受け止めればいいのかという重い空気が広がっていました。
さらに2回には、低めのスイーパーをめぐって大谷投手がチャレンジを求める場面もありました。ところがラッシング捕手は首を振り、いったんはそれを拒むような反応を見せます。それでも大谷投手の要求でチャレンジは行われ、判定はストライクに覆りました。結果だけ見れば成功です。しかし地元放送局は困惑したような空気を隠せず、エリック・キャロス氏も、同じような光景が試合の序盤にもあったと指摘しました。
それでも大谷投手は崩れませんでした。2回に3失点を喫したあと、3回は3者連続三振。4回のピンチも無失点で切り抜け、5回と6回は3者凡退。打者としても3回に中前適時打を放ち、その後に同点のホームを踏みました。投げて、打って、走って、流れを引き戻す。6回5安打3失点で降板した時点で、チームはリードを奪い、大谷投手は8勝目の権利を持って救援陣に試合を託しました。
ただ、今日の試合で残ったものは、勝利の権利や164キロという数字だけではありません。なぜこれほど速いボールが、味方の捕手との間で緊張を生んだのか。なぜ大谷投手は、投打で結果を出しながらも、どこか普通ではない空気をまとっていたのか。
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